【読書】東大生となった君へ 真のエリートへの道

 時間ができたので、「東大生となった君へ 真のエリートへの道(光文社新書)」を読みました。

(注:管理人は東大生ではありません、、、近いところまでは行きましたが笑)

 この本は久しぶりに当たり!といった感じです。なぜ良いかと言うと、、、、↓

 ◇大体の本は、著者の意見だけで終わることが多いが、本書は具体的にどのように取り組むか、という所まできちんと掘り下げて述べている。そのため、説得力があります。


 <大まかなあらすじ>

 日本で最大のエリートと称される東大生。しかし、東大生の市場価値は薄れ、その半分以上が就職できない時代がまもなく到来する。エリートという言葉は従来、褒め言葉であった。しかし、最近では「頭はいいが、社会経験がない」、「高学歴なのに役に立たない」という皮肉を込めた、悪い意味でも用いられるようになってしまった。東大生も例外ではない。今こそ真のエリートとしての自覚を持ち、本当のリーダーに回帰する時だと筆者は切に述べている(筆者も元東大生であり、現代の東大生に対する世間の低い評価を嘆き、彼らを不安視している。)

 早い話、東大生は受験勉強や集中力といった基礎的知識は抜群に優れているが、社交性やコミュニケーション、リーダーシップ等の能力は凡人と変わらない(むしろ低い)。そこに問題があり、改善すべきことを著者は提言している。

 

 確かに東大生って物覚えが早くて、すぐに知識を吸収している印象があります。しかし、イコール人間として優れているかと言われると微妙ですよね(もちろん優れている方もたくさんおられますが)

 どんなに学歴があっても、部活動やセミナー、恋愛などのリアルな体験で身につけた「経験」が会社では求められるようになってきます。これらは決して家で読書をしているだけでは身につけられない能力であり、そういうものにこそ価値があるのだと筆者は強調しています。

 かくいう管理人もこの手の能力には自信がありません。やはり人の上に立ち、失敗を繰り返す経験をたくさんするべきです。そこには様々な負担やストレスがかかるでしょうが、やはり著者の言うように「苦労は買ってでもすべき」だと思います。特に若いうちは。

 読書は知識を得るための最高の方法ですが、それとは別に実践力を身につけることに時間を割くことの大切さを再確認しました。

 東大生でなくても、この本は役に立つと思います。いい読書でした。

 




 


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